Behcet's
ベーチェット病(Behcet's disease)とは、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状 を主症状とする慢性再発性の全身性炎症性疾患です。
トルコのイスタンブール大学皮膚科 Hulsi Behcet教授が初めて報告したのでこの名があります。
■何で?■
しかし何らかの内因と外因が関与して白血球の異常が生じて病態が形成されると考えられています。
内因については組織適合性抗原のHLA-B51と強い正の相関をもつことから、HLA-B51あるいはその遺伝子座の近傍に本症の発症感受性遺伝子が存在すると考えられ、現在解析中です。
外因としてはある種の工業汚染物質の影響を考える人もありますが、虫歯菌を含む細菌類やウィルスも考えられます。
★これあった!その1★
腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍:口唇、頬粘膜、舌、歯肉、口蓋粘膜に円形の境界鮮明な 潰瘍ができます。
これはほぼ必発します(98%)。また初発症状としても重要です。
★これあった!その2★
外陰部潰瘍:男性では陰のう、陰茎、亀頭に、女性では大小陰唇、膣粘膜に有痛性の潰瘍 がみられます。
★これあった!その3★
眼症状:この病気でもっとも重要な症状です。
ほとんど両眼が侵されます。
前眼部病変と して虹彩毛様体炎が起こり、羞明、瞳孔不整がみられます。
後眼部病変として網膜絡膜炎 を起こし、失明に至ることがあります。
私の場合は、主に後眼部病変で発作が繰り返し起きてます。視力は回復するので、そんな に気にはしてませんが。
でも、視力を失うと言う事はチョット厄介ですね。
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